無痛分娩

このところ胆振管内では無痛分娩を個人病院で行う施設がありませんでしたが、
妊婦様の多様なニーズに応えるために、無痛分娩を再開いたします。

無痛分娩の麻酔方法

無痛分娩の麻酔には、3つの方法があります。
最も一般的な硬膜外麻酔法は、背骨の近くにある硬膜外腔といわれるスペースにチューブを入れて局所麻酔剤を流すことにより、陣痛の痛みを抑えます。
脊髄くも膜下麻酔や静脈麻酔を用いる無痛分娩の方法もありますが、硬膜外麻酔が赤ちゃんにもお母さんにも安全な麻酔として普及しています。

無痛分娩を始めるタイミング

次に無痛分娩を始める時期で二つに分かれます。
一つは、陣痛が来た時点で、開始する方法です。これは24時間麻酔科医が居ないと出来ない方法なので、大きな病院で行われます。
私たちの個人病院では、計画無痛分娩と言って、誘発分娩と硬膜外鎮痛を併用した方法を行います。
具体的には、37週以降になりましたら入院していただき、朝から硬膜外麻酔を行い、同時に陣痛誘発剤を点滴していきます。
分娩の進行に合わせて、局所麻酔剤を調節していきます。
経産婦さんでは1日程度、初産婦さんでは2日程度分娩まで時間がかかります。

無痛分娩のメリット

硬膜外麻酔には、実は子宮の出口を広げる強い働きもあるので、子宮口が開きにくい早い週数でも誘発分娩が可能です。
また、この効果を利用して、妊娠高血圧症(HDP)や巨大児、狭い産道の妊婦さんも経腟分娩出来る可能性が広がります。
このような医学的な適応で硬膜外麻酔を使用する場合は、当院では患者様の経済的負担を減らしています。
また、硬膜外麻酔のチューブは、そのまま緊急帝王切開でも使用出来るので大変安心な方法です。

無痛分娩のリスク

硬膜外麻酔には、硬膜外麻酔のチューブが血管内やクモ膜下腔への迷入することにより、局所麻酔中毒や全脊椎麻酔などが起こるリスクがあります。
当院では、産婦人科専門医かつ麻酔標榜医でもある理事長が、責任をもって硬膜外麻酔を行います。
また、当院での全身麻酔手術を行うにあたり、気管内挿管を日々行っており、万が一の際の呼吸管理、全身管理には実績と自信があります。

Thanks to

最後になりますが、再開にあたり、札幌手稲区の「はだ産婦人科クリニック」の理事長・羽田健一先生のご厚意により、無痛分娩を見学させていただいたことに、ここで厚く御礼を申し上げます。

無痛分娩の実際の流れ

1

妊娠36週までに
当院、麻酔外来受診

2

妊娠37週以降に入院し
硬膜外麻酔のチューブを挿入

3

陣痛誘発剤の点滴

4

無事、出産

硬膜外麻酔 料金

医学的適応 ① 35,000円
(エピチューブ1本)
② 40,000円
(エピチューブ2本)
※消費税抜き価格
無痛分娩希望 経産婦 70,000円
初産婦 100,000円
※消費税抜き価格

※医学的適応とは、妊娠高血圧症(HDP)や、赤ちゃんが大きめに育っていたり、産道が狭めで早めに産んだ方がいいと、医師が判断した場合の事です。詳しくは、担当医師にご相談ください。

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